南面大窓・・これを好む国は温暖な地方にはありません、エアコンの使用量とかが半端で無くなるからです。
ここで日本の古い家を見直してみると、南面の大きな開放窓はありますが、大きな庇がついてます。この庇が大きな家が日本の祖先からの伝承なのです。
この大きな庇は何か?
1 夏の暑い太陽を直接室内に入れない事
2 冬の外気をこの屋根と雪の積もっていない地表空間で一旦制御する事
これは日本の四季にとって重要な事です。
これに例えばイタリアの建築は
1 鎧戸による室外での熱反射(室内のカーテンでは窓から熱を入れる事になる)
2 やはり鎧戸による二重窓効果+カーテン断熱(保温)
これによって暑い夏は外からの熱を外で放出し、屋内への冷気の侵入を防いでいます。
それではインドの家・・ここでは主に夏対策しかしていません。
1 南にあるのは、風呂、トイレ、炊事場、北に大窓と庇があり、北の空の熱を取り入れてます。
2 空気の流れを利用して部屋の中を南北への風の流通を作っています。(風がその方向に吹くのが普通だから)
こう考えて改めて日本の今の家を考えた時、いかに環境性能が悪いか良く解ります。この間違った環境性能の家を使って人間が住める空間にすると、莫大なエネルギーが必要になります。
ここから改めないと、日本のオフグリッドや省エネルギー対策は出来ないと思います。
同時にこれらは日本の地域にも依存します。北海道や東北では冬の温度確保のために南側窓は廃止できないでしょう。
関東以南では暑さの方も多きため南側大窓は反射板等を使用する事で無くす事は可能だと思います。
今回相談して来た方が四国と言うのがあり、寒さ対策は別に検討したいと考えてます。
ガラス
まずはガラスです。日本家屋は本来ガラス窓ではありません。これを思い出して下さい、障子や襖を利用しているはずです。
ガラスと障子や襖の差は何でしょう?
ガラスはマイナス温度まで物質温度が下がります。太陽エネルギーは通過します。外気温度が低い時ガラス窓は障壁になりません。窓が開いているのとの差は風がない程度です。これは冬のエネルギー問題を悪化させています。
太陽エネルギーを通過させてしまう問題は、南面窓を付けると、暑い太陽光をそのまんま通過させてしまうと言う事になります。
これ暑い方、寒い方共に百害あって一理無しですね。
メリットとしては外が良く見える事・・位ですか・・これや写真屋的に言えば、風景が逆光になるので、北側大窓の方がずっと奇麗な風景を見れます。写真を撮る時太陽を背中に向けなさいと言うあれですね。
これは建物立地にも依存しますが、太陽の方向にカメラ向けた時、遮光フードの性能が重要になる・・これが日本の古い家にあった庇です。今の日本の家にはこれが無い。
このガラスの欠点を補う答えは、イタリアにあります。ガラスの前で、遮光するか、温度の下がらない木などで二重窓を形成するかです。日本の家でも真空にした二重ガラス等でも寒い方は相当改善します。
同時にこの冷える窓ガラスに対して分厚いカーテンを付けるのは、寒さを部屋に侵入させない方法として正しいです。
日本人の場合夏場、この南大窓の光を、内側のカーテンで遮光しようとしますが・・これは窓から室内に熱を侵入させてしまってるので、まったく逆効果です。室内に熱源を発生させてしまってます。暑い熱が窓から室内に入る前に外側に突っ返すべきなのです。
この辺で、日本人がいかに無駄にエネルギーを使ってるか解って来ます。
ちなみに、インドのマンガロールは常夏ですが、私達はエアコン無しで快適に生活出来ています。
マンガロールは北側に大窓がありますが、これは北側の空からの輻射を受けてますが、実は北側の空はとても冷たいのです。マンガロールみたいに太陽サンサンの地域は北に大窓を付けると、室内は勝手に冷えます。(日本と同じ程度湿気ありますが)
建物の北側の壁は常に冷えています。
それとマンガロールの家は、二重屋根を採用してます。
いわゆる平屋でも屋上があり、その上に駐車場みたいな屋根が付いてるのをイメージして下さい。この大屋根が建物の天井が熱せられるのを回避しています。
これが無ければ天井にあたる太陽光による、天井の石焼き状態で室内は暑いです。
この屋上の風の通る暑い屋根のある空間は洗濯物にこそ相応しい空間になってます。
耐震構造が無いと言う欠点はお国柄ですが(南印度に断層ありません)建物の構造は応用出来ます。
この北側大窓を日本で採用した場合、冬場室内がどんどん冷えてしまうと言う欠点を持ちます。
この辺はテクノロジーで解決出来る問題になって来ます。
同時に日本の冬は寒く、エネルギーが少なく、省エネルギーで乗り越えるのは厳しいと私は思って居ます。(雪が降ってる時なんかどーしようも無いですね)
ここで日本の古い家を見直してみると、南面の大きな開放窓はありますが、大きな庇がついてます。この庇が大きな家が日本の祖先からの伝承なのです。
この大きな庇は何か?
1 夏の暑い太陽を直接室内に入れない事
2 冬の外気をこの屋根と雪の積もっていない地表空間で一旦制御する事
これは日本の四季にとって重要な事です。
これに例えばイタリアの建築は
1 鎧戸による室外での熱反射(室内のカーテンでは窓から熱を入れる事になる)
2 やはり鎧戸による二重窓効果+カーテン断熱(保温)
これによって暑い夏は外からの熱を外で放出し、屋内への冷気の侵入を防いでいます。
それではインドの家・・ここでは主に夏対策しかしていません。
1 南にあるのは、風呂、トイレ、炊事場、北に大窓と庇があり、北の空の熱を取り入れてます。
2 空気の流れを利用して部屋の中を南北への風の流通を作っています。(風がその方向に吹くのが普通だから)
こう考えて改めて日本の今の家を考えた時、いかに環境性能が悪いか良く解ります。この間違った環境性能の家を使って人間が住める空間にすると、莫大なエネルギーが必要になります。
ここから改めないと、日本のオフグリッドや省エネルギー対策は出来ないと思います。
同時にこれらは日本の地域にも依存します。北海道や東北では冬の温度確保のために南側窓は廃止できないでしょう。
関東以南では暑さの方も多きため南側大窓は反射板等を使用する事で無くす事は可能だと思います。
今回相談して来た方が四国と言うのがあり、寒さ対策は別に検討したいと考えてます。
ガラス
まずはガラスです。日本家屋は本来ガラス窓ではありません。これを思い出して下さい、障子や襖を利用しているはずです。
ガラスと障子や襖の差は何でしょう?
ガラスはマイナス温度まで物質温度が下がります。太陽エネルギーは通過します。外気温度が低い時ガラス窓は障壁になりません。窓が開いているのとの差は風がない程度です。これは冬のエネルギー問題を悪化させています。
太陽エネルギーを通過させてしまう問題は、南面窓を付けると、暑い太陽光をそのまんま通過させてしまうと言う事になります。
これ暑い方、寒い方共に百害あって一理無しですね。
メリットとしては外が良く見える事・・位ですか・・これや写真屋的に言えば、風景が逆光になるので、北側大窓の方がずっと奇麗な風景を見れます。写真を撮る時太陽を背中に向けなさいと言うあれですね。
これは建物立地にも依存しますが、太陽の方向にカメラ向けた時、遮光フードの性能が重要になる・・これが日本の古い家にあった庇です。今の日本の家にはこれが無い。
このガラスの欠点を補う答えは、イタリアにあります。ガラスの前で、遮光するか、温度の下がらない木などで二重窓を形成するかです。日本の家でも真空にした二重ガラス等でも寒い方は相当改善します。
同時にこの冷える窓ガラスに対して分厚いカーテンを付けるのは、寒さを部屋に侵入させない方法として正しいです。
日本人の場合夏場、この南大窓の光を、内側のカーテンで遮光しようとしますが・・これは窓から室内に熱を侵入させてしまってるので、まったく逆効果です。室内に熱源を発生させてしまってます。暑い熱が窓から室内に入る前に外側に突っ返すべきなのです。
この辺で、日本人がいかに無駄にエネルギーを使ってるか解って来ます。
ちなみに、インドのマンガロールは常夏ですが、私達はエアコン無しで快適に生活出来ています。
マンガロールは北側に大窓がありますが、これは北側の空からの輻射を受けてますが、実は北側の空はとても冷たいのです。マンガロールみたいに太陽サンサンの地域は北に大窓を付けると、室内は勝手に冷えます。(日本と同じ程度湿気ありますが)
建物の北側の壁は常に冷えています。
それとマンガロールの家は、二重屋根を採用してます。
いわゆる平屋でも屋上があり、その上に駐車場みたいな屋根が付いてるのをイメージして下さい。この大屋根が建物の天井が熱せられるのを回避しています。
これが無ければ天井にあたる太陽光による、天井の石焼き状態で室内は暑いです。
この屋上の風の通る暑い屋根のある空間は洗濯物にこそ相応しい空間になってます。
耐震構造が無いと言う欠点はお国柄ですが(南印度に断層ありません)建物の構造は応用出来ます。
この北側大窓を日本で採用した場合、冬場室内がどんどん冷えてしまうと言う欠点を持ちます。
この辺はテクノロジーで解決出来る問題になって来ます。
同時に日本の冬は寒く、エネルギーが少なく、省エネルギーで乗り越えるのは厳しいと私は思って居ます。(雪が降ってる時なんかどーしようも無いですね)
コメント
コメントを投稿